明日はいよいよ明神社の祭礼です。「明神さん」とか「チンチロビッツ」とかの呼び名で古くから可部の町で親しまれている祭りです。
ここ可部の町では、江戸時代から荷物を積んだ川舟や材木を組んで流すいかだ、岸から岸へ人を渡す渡し舟などが盛んに太田川の上を行き交っていました。これら舟の歴史は古く、毛利輝元が広島に城を築くとき、石や材木をなどを川舟やいかだで運んだのが、はじまりだといわれています。(「わたしたちのまち 可部」より)
明神まつりは、この川舟などの安全を水の神に祈るものでした。祭りのメイン会場となる明神公園は当時はため池(舟着き場・舟入堀)であり、荷物を積んだ川舟は、ここから新川という人口の川(約400m)を通って太田川に出ていたそうです。